小学生に聞いた「なりたい職業」で上位にランクインしているプログラマー。
おそらくはゲーム好きの子が、将来の夢にプログラマーを挙げているのでしょう。
他にも、高校生や大学生に聞いた、なりたい職業ランキングでもプログラマーは結構上位に入っています。
けれども、プログラマーって何だか理系の人が就く仕事だと思われていますよね。
実際、僕の周りでも理系の学部出身の人の方が断然多いです。
そうしたわけで、文系の人からは「文系出身のプログラマーってきついの?」という質問の声が結構あげられています。
でも現役プログラマーの目線から言って、文系だからと言ってプログラマーは無理ということは決してありません。
むしろ、文系の方が有利かもしれない、と思うところもあります。
そうしたわけで、今回は文系のプログラマーはきつい?という質問に対し、大丈夫な理由をご紹介したいと思います。
文系でプログラマーを目指そうと思っている方はご安心くださいね。
今回の記事で分かること
文系のプログラマーでも安心な理由
理解しづらいポイントは?
まとめ
それでは行ってみましょう。
文系にプログラマーはきついは間違いの理由
理系出身が多いプログラマー。
だからと言って、文系にはプログラマーは無理、ということにはなりません。
むしろ、文系上がりのプログラマーの方が、そのまま出世して営業開発マネージャーになることも少なくありません。
そこでここでは文系の方でも安心してプログラマーになれるための理由をご説明します。
研修が充実

まず挙げられるのは、研修が充実していれば文系でも特に問題ないということです。
プログラマーの研修では、ほぼが一人一台のパソコンを用意し、実に関しまして簡単なプログラムの製造を行ったりします。
理系の学校出身で、すでに学校の授業でプログラムを経験してきた同僚も結構いるかと思います。
でも、高校や大学の授業でプログラムをやっていない人はみんな同じスタートラインです。
もちろん、人によってはモノの覚えの良し悪しはあります。
けれども会社の研修、特にプログラマーに関しては資料に沿って一から順番に教えてくれることが非常にたくさんなりました。
また、課題や確認テストなど、ちゃんと理解度を測りながら研修が進められます。
もちろん理解が追い付かない場合はそれ相応の努力は必要です。
でありますが、通常の会社であればちゃんと研修して、初歩的なプログラムを組めるように研修をしてくれるところが多いかと思います。
そういう意味で、文系の方でもプログラマーを目指すには決して無謀ではありません。
文系の方が柔軟な考え方を持っている
理系と文系を比べると、どちらかと言うと文系の方が人の気持ちをまとめたり、要点のポイントを見つけたりするのが得意な人が多いのかと思われます。
プログラマーと言えど、結局は顧客と話し合い、「顧客の求める機能を実装する」ためのモノを作るお仕事です。
いわゆる顧客との話し合って仕様をまとめていくSE(システムエンジニア)。
そして、仕様に従ってプログラミングをするPG(プログラマー)。
小学生が考えているプログラマーって、「アプリ(プログラム)を作る」というイメージを持っています。
ちなみに上のイメージはウチの子供の言葉です。
おそらくは、「プログラミング」をするというのがプログラマーのお仕事と思われているんですよね。
でも、僕なんかはプログラミングもしますし、顧客と打ち合わせして要望を聞き出し、設計をするというSE(システムエンジニア)のお仕事もしています。
つまりは、プログラマーと言ってもプログラミングだけをするわけではない、ということです。
まぁ、新入社員がいきなりSE的仕事をすることは考えられませんので、最初は先輩社員から簡単なプログラミングの仕事を任されることになるでしょう。
いずれにせよ、プログラマーと言っても、プログラミングだけを行うわけではありません。
厳密にいえば、「プログラミング専門」の人もいます。
でも、そういう人は派遣の方だったりすることが多いです。
正社員として会社に入りプログラマーになった場合は、いずれはSE(システムエンジニア)のようにお客様と話し合い、設計を行う上流のお仕事をすることになっていくことでしょう。
そのため、「お客様と話し合い、相手の要望を聞き入れ、仕様をまとめていく能力」が必要になってきます。
「相手の話を要領よく聞き出す」ことが得意な人が有利になるでしょう。
そういうところは理系より文系の方の方が得意な人が多いのではないでしょうか?
理解しづらいポイントは?

文系の方がププログラミングを行うに関しまして理解しづらいポイントは何でしょうか。
非常にかなりたくさんの方がプログラムが「難しい」「理解しづらい」と考える理由をピックアップしてみると、主に下記のようなものが挙げられるかと思います。
・英語がわからない
・苦手意識を持っている
・エラーが頻発してどこを直せばいいかわからない
などが挙げられます。
では、一つずつ簡単にお答えしていきましょう。
英語がわからない
プログラムって英語でするんでしょ?
私、文系だから英語が少し苦手だから、プログラムも大変なんじゃないかな・・・
と考える方もおられます。
けれど、そこに関しては全く問題ありません。
確かにプログラムを行うには英単語を使います。
けれども、別に英作文を読んだり作ったりする必要はありません。
例えば、
if ⇒ もしも〇〇だったら。分岐文。
for loop ⇒ 繰り返し。条件を満たすまで、作業を繰り返す。
・・・
などなど、英単語は使いますが、いわゆる「構文=決まり事」を組み立てていくだけなんです。
もちろん複雑なものもありますが、いかに複雑にしないように簡潔に作り上げるかがプログラマーの腕の見せ所なんですよね。
つまりは、英語を知らなくても、プログラムでの作業の動かし方さえ分かれば英語を読み書きできる必要は無いんです。
英語が苦手でも全く問題ありません。
苦手意識を持っている
これはただの意識的な問題です。
英語が苦手だからプログラムを作るのは難しいんじゃないのか。
家電や機械が苦手だから難しいのじゃないか。
モノを作るのが苦手。
などなど、人によって理由はあれど、苦手意識があることから、プログラマーに向いていないと思い込みがちです。
でも、これもただの思い込みなだけです。
プログラムは英語ですが、言ってみれば文章を組み立てるということが本質です。
物語をつくるイメージで考えてみればどうでしょうか。
そう考えたら国語のようなものとして考えてみれば、少しは苦手意識も薄れるのかと思われます?
エラーが頻発してどこを直せばいいかわからない
これは正直、理系でも文系でも関係ありません。
理系でもわからないものはわかりません。
こればっかりは慣れるしかありません。
さらに、予期しないエラーが出た場合は原因の究明を行う必要もあります。
起こったエラーにメッセージを読み、原因と思われる箇所を特定する。
そして、そこに一番重要なのが、経験と予測です。
似た事象が過去に無かったか思い出す経験。
エラーの内容からどこが怪しいかを考える予測。
これらを駆使してエラーを解決していきます。
ここには文系も理系もありません。
あくまでも経験と予測が最も大事なところと言えるでしょう。
このように苦手意識さえ取り除けば、文系であっても問題ありません。
自分には難しいんじゃないかな、と思う気持ちこそが一番やっかいなものなのかと思われます。
まとめ

今回は、文系の人がプログラマーになるのはつらい?という疑問に関して、そういうことはないという理由をお伝えしました。
まとめますと下記の通り。
・新人研修をキッチリ理解すれば文系でも問題ない。
・相手の話を要領よく聞き出す能力が必要なのは文系の方が有利なところも。
・理解しづらいポイントはただの思い込み
このように文系であってもプログラマーになるのに特に問題はありません。
でも、苦手意識がある場合は他の人よりも努力をする必要はあるでしょう。
経験を積むことで、案件もどんどんこなしていけるようになります。
いかに非常にたくさんの案件に携わり、経験し、身に付けていく。
そこがプログラマーにとって大切なことです。
そういうわけで、文系の方でもプログラマーになるのに問題ないので大丈夫です!
家でも移動中でも、スマホでサンプルプログラムを読んだりするなど、長い時間をプログラムと接するように努力してみてください。
きっと、苦手意識も薄れていくと思いますよ。
以上、「文系のプログラマーは厳しい?理解しづらいポイントは何?」でした。