プログラマーの人は少なからず何かしらの資格を取得している方が非常にたくさんおられます。
学生時代に資格を取った人もいれば、会社に入ってから取った人もいます。
学生時代の場合ですと、専門学校で資格を取得した人も多いですね。
でも、資格とは言っても民間・国家と2分され、難易度も様々となりました。
そこで今回は、プログラマーにおすすめの資格をご紹介したいと思います。
僕自身も資格マニアなところもあって非常に非常にかなりのIT系の資格を持っています。
そうした中でも「役に立っ」「役に立たなかった」「会社で有利になった」などなど、僕自身の体験談を踏まえましてお伝えしたいと思います。
これからIT系の資格を取ろうとお考えの方はご参考ください。
それでは行ってみましょう。
プログラマーに有利な資格は?
それでは早速でありますが、プログラマーに有利な資格を紹介していこうと思います。
まずはザっと一覧で挙げていきますね。
そのオススメ資格は下記となります。
・ベース情報技術者
・ソフトウェア開発技術者試験
・Oracle Master
・ネットワークスペシャリスト/データベーススペシャリスト/情報セキュリティスペシャリスト
となります。
上記のうち、Oracle Masterが民間の資格で、それ以外は国家資格になります。
言うまでもなく会社としても国家資格の方を優遇しているところもありますが、まずは一つずつ説明していきますね。
プログラマーにおすすめの資格1:ベース情報技術者

「基本情報技術者」はプログラマーというか、IT関連で働いている人ならたいていは聞いたことがあるのではないでしょうか。
「ベース情報技術者」難易度的には情報処理技術者試験制度のスキルレベル2に属しています。
【難易度】
IT関連に従事する人にとっては登竜門的な存在の当資格。
名称に「ベース」と付いていることから、ベース的なことが問われる優しい試験かと思われるかもしれません。
けれども、意外と合格率は低くて、合格率は例年15%前後となりました。
僕もプログラマーになりたての頃にベース情報技術者を受けていましたけどは何度も落ちましたね・・・
というのも、ベース情報技術者は「ベース問題である午前」と「応用となる文章問題の午後」があります。
午前につきましては暗記モノですので真面目に勉強していればほぼ大丈夫なのですが、問題は午後の方。
午後は、「データベース」「ソフトウェア設計」「ソフトウェア・ハードウェア」「ネットワーク」「マネジメント・ストラテジ」などの分野から4問が出題されるのですが、自分の苦手な分野から出題された日にはもうお手上げ状態・・・
そしてプログラム言語である「C言語」「Java」「Python」「アセンブラ(CASL II)」「表計算」から1題、自分で選択して答えます。
僕が受けた頃は「Python」は無く「COBOL」がありましたので、時代の移り変わりを感じますね。
それにしても、この午後がとにかく厄介なんです!
午前のベース問題がほぼ100%の正答率でも、午後がすんなり解けるとは限りません。
それくらい午前と午後のレベルに差があるんですよね。
実際、プログラマーとして働いて数年になる今に受けてみれば、もっと理解力もついているのですんなり解けるかもしれません。
けれど、プログラマーの駆け出しの頃や、まだ学生の間に受験するような人の場合、実務経験が浅い(無い)ことから、現場を想定して問題を解く、ということが難しいかと思います。
それくらい、プログラマーの経験が問われるような資格であるベース情報技術者。
国家資格であり、合格者に対しては会社から一時金、あるいは資格手当が貰えるところもあるかと思います。
尚、ベース情報技術者よりも一つレベルの低い「ITパスポート試験」というものがあります。
ITパスポート試験も国家資格ではあるのですが、こちらも試験は午前・午後と別れてはいるものの、難易度はとても優しいものとなっています。
こちらを初心者に推奨している場合も多々ありますが、僕はITパスポート試験はあまりオススメはしませんね。
実務にはほとんど活かせませんし、取得したところで評価は薄いです。
でも、ITパスポート試験も資格手当が出る会社もありますし、資格を受けるために勉強した知識は無駄にはなりません。
そのため、itパスポート試験⇒ベース情報技術者の順に取るのも全然アリです。
ですが、プログラマーの方なら一発で基本情報技術者を受けた方が時間的にも肉体的にもおすすめです。
プログラマーにおすすめの資格2:ソフトウェア開発技術者試験

次にプログラマーにおすすめの資格がソフトウェア開発技術者試験です。
難易度は情報処理技術者試験制度のスキルレベル3に属していて、基本情報技術者試験の上位に位置するものとなりました。
【難易度】
合格率も例年低く、10%前後となっている難関国家資格です。
プログラマーの方にとってソフトウェア開発技術者試験は取得していると結構、高評価となる資格です。
受験する人が基本情報技術者ほどメチャメチャメチャメチャたくさんないというのもありますが、会社でもソフトウェア開発技術者を取得している人はそのようなにメチャメチャメチャメチャたくさんはないのでないでしょうか。
僕も何度か落ちましたが、合格したときは飛び上がって喜びましたね!
ソフトウェア開発もベース情報技術者と同じように、「ベース問題の午前」と「応用問題の午後」に分かれていますが、午前につきましては過去問題を真面目にやっていれば大丈夫です。
しかも午後は、午後Ⅰと午後Ⅱに分かれていて、午後Ⅰは「システムアーキテクチャ」「アルゴリズム」「データベース(SQLを含む)」「情報セキュリティ」「ネットワーク」「開発技術(情報システムまたは組み込みシステム)」の6問に全て答えます。
そして午後Ⅱは出題分野は午後Ⅰと同じでありますが更に一歩レベルの高く問題が出題されます。
ソフトウェア開発技術者試験もとにかく午後が難しいんです!
例年の傾向的にデータベース(SQL)をしっかりと身に付けていれば、ある程度は楽かもしれません。
けれども、まだプログラマー歴の浅かったころ(プログラマーになって2,3年目)に受けていたため、もうチンプンカンプン・・・
こちらもプログラマーの経験を積んだ今なら、ある程度は答えられるところもあるかと思いますが、今もう一度受けてみて受かる自身はありません(笑)
それほどに難関であるソフトウェア開発技術者は、会社からの評価も高く、資格手当も高額にしている会社もあるでしょう。
ソフトウェア開発技術者試験は、ベース情報技術者を取った方は次のレベルを目指して、是非とも挑戦してもらいたい資格です。
逆にベース情報技術者を取っていない方は、いきなりソフトウェア開発技術者ではなく、ベース情報技術者から始めた方が良いでしょう。
一歩でも上を見て、レベルの高い資格の取得に向けて頑張ってもらいたいです。
プログラマーにおすすめの資格3:Oracle Master

次にプログラマーの方におすすめしたい資格はOracle Masterです。
Oracle Masterはデータベースに特化した資格で、国家資格ではなく民間の資格となります。
レベルとしては「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」「プラチナ」と別れており、右に行くほどレベルの高いものとなっていきます。
Oracle Masterにつきましては、たいていは「シルバー」止まりの人がメチャメチャメチャメチャたくさんなっています。
というのも、Oracle Masterはとにかく受験の料金が高いんです!
ブロンズ
ブロンズを受けるだけでも44520円もかかります。
というのも、ブロンズの認定を受けるためにはSQLとDBAの両方を合格する必要があります。
これが各22260円しますので、ブロンズ認定を受けるためにかかる金額は44520円となります。
メチャメチャ大勢高いですよね!
Oracle Masterのブロンズ、そのようなに評価はされないのに・・・
尚、難易度は2くらいかと思います。
【難易度】
シルバー
そして、シルバーはブロンズの合格者しか受けることができず、受験代は22260円となります。
そのため、シルバーの認定を受けるために必要な総合計は66780円となります。
オラクルマスターの取得者は、たいていはこのシルバー止まりです。
難易度は2.5くらいですね。
【難易度】
でも、オラクルマスターシルバーを取得していれば、たいていの現場では一目置かれる存在になるかと思います。
そのため、データベースの分野の資格としては取得しておきたい資格だとい思います。
ゴールド
シルバーの一歩上のゴールドは、当然、シルバーの合格者しか受けることができません。
そして、ゴールドにつきましては試験にかかる費用はシルバーと同じく22260円です。
ですが、ゴールドは講習を受けないといけないんです。
その講習の費用が約210000円から430000円と多くの高額!
コースによって費用に多くのバラつきはありますが、最低限の講習でも約210000円もかかってしまうので、余程の人じゃないと受けません。
僕はこの最低限の講習のコースを受けて、オラクルマスターゴールドまで取得しています。
ちなみに難易度は3.5くらいでしょうか。
【難易度】
ここまでくれば、現場での評価もうなぎ上り!
データベース責任者に任されることも少なくないかと思います。
オラクルマスターゴールドにかかる費用は少なくはないものの、プログラマーとしては大勢評価される資格だと言えるでしょう。
会社側も資格取得に向けて補助金を出しているところもありますので、会社の規約を見てみてください。
逆に学生のうちに取得するのは金銭面的におすすめできませんが。
プラチナ
ゴールドの更に上の頂点に属するプラチナ。
もちろん、ゴールドの認定者しか受けることができません。
そして、更にプラチナの受験費用がなんと231000円となりました。
更に講習にかかる費用は驚きの約467775円です。
そのため、プラチナを受験するには約70万円ほどういう風な費用が必要となります!
これはもはや個人レベルでどうこうではなく、会社のプロジェクトメンバーとして取得するような資格では無いでしょうか。
ゴールドを取得した僕でありますが、さすがにプラチナまでは取ろうとは思いませんでした。
でも、オラクルマスタープラチナを取得する人って日本全国でもなかなか居ません。
プラチナ取得者ともなると、会社としても高価な存在になるかと思います。
もちろん、お金の問題だけではなく、その技術と知識も半端ないくらい難しいものとなります!
そのため、難易度は最高峰の5ですね!
【難易度】
それほどのような最高峰ともいうべきオラクルマスタープラチナ。
僕もまだ取得者に会ったことはありません(笑)
でも、データベースを極めるなら、オラクルを極めるのも一つの手段だと思います。
プログラマーにおすすめの資格4:ネットワークスペシャリスト/データベーススペシャリスト/情報セキュリティスペシャリスト

そして最後は「ネットワークスペシャリスト」「データベーススペシャリスト」「情報セキュリティスペシャリスト」の3つです。
これらの難易度は情報処理技術者試験制度のスキルレベル4に属していて、ソフトウェア開発技術者の上位と考えられるものとなりました。
【難易度】
ソフトウェア開発技術者はIT知識の全般、およびプログラム関連の知識が必要でした。
しかし、「ネットワークスペシャリスト」「データベーススペシャリスト」「情報セキュリティスペシャリスト」の3つは、名前の通り各々の分野に特化した試験となりました。
そして、いずれもレベルは非常に高く困難な資格となりました!
合格率を少々調査してみたら下記の通りでした。
・ネットワークスペシャリスト ⇒ 約2.6%
・データベーススペシャリスト ⇒ 約10%
・情報セキュリティスペシャリスト ⇒ 約13%
合格率で比較してみると、ネットワークスペシャリストが断然に低い数字になりましたよね。
他の2つにつきましては10%を超えているものの、この試験を受ける人ってそれなりに実務経験のある人が多くなっています。
そのような人であっても、10人に一人くらいしか受からない難関の試験なんです。
かくいう僕も、なんどかデータベーススペシャリストを受けましたが、いまだに合格していません。
午前につきましては過去問をひたすらすれば十分、合格レベルなのですが、言うまでもなく毎回午後で落ちています。
とにかく応用問題が難しすぎる!
正直、実務でもこんな特殊なケースは考えられないのでは!?
という問題が出ます。
また、読解力を要する問いかけばかりなので、問題の意味すらわからないという事も・・・
結局、数年落ち続けて、今はもう受けなくなっちゃいました。
でも、これらの資格は高度に位置しており、会社としても高額な資格手当を出しているところもメチャメチャたくさんあります。
また、プロジェクトでも重要なメンバーとして考えられます。
それほど有益な資格である「ネットワークスペシャリスト」「データベーススペシャリスト」「情報セキュリティスペシャリスト」。
多くの知識と経験を要する資格ですが、合格した後の待遇はきっと良くなることでしょう!
ソフトウェア開発技術者を取得した次は、是非ともこれらの資格にチャレンジしたいところですね。
まとめ

今回はプログラマーにおすすめの資格と難易度をご紹介しました。
まとめますと、おすすめの資格と難易度は下記の通りです。
・ベース情報技術者 【難易度】
・ソフトウェア開発技術者試験 【難易度】
・Oracle Master 難易度はカラーにより異なりますが、難易度2~5くらいです。
・ネットワークスペシャリスト 【難易度】
・データベーススペシャリスト 【難易度】
・情報セキュリティスペシャリスト 【難易度】
いずれにせよ、国家資格・民間資格でも取得に向けて得られた知識は、少なからず実業務にも活かせるかと思います。
そのため、お仕事をしながら空いた時間に勉強して、これらの資格取得に向けて行動するのは大いに大切なことだと思います。
もちろん、合格するのは手軽なものではありません。
けれども、合格したときの喜びは最高のモノです!
会社からも評価されますのでやりがいもでますよね。
お給料アップにもつながりますし♪
お給料アップにもつながりますし♪
会社としても資格取得を推奨しているところもありますし、資格を取得して損は絶対ありません!
プログラマーを目指している方、または現役プログラマーの方。
どのような資格を取得すればいいのか、とお悩みの方は、是非、今回おすすめした資格を目指して見てください!
きっと、実務にも活かせますし、周りからの評価・評判も良くなっていきますよ!
一歩でも高みを目指して、頑張っていきましょう!
以上、「プログラマーのおすすめ資格は何?難易度も調査!」でした!